矢田相談役の原稿です

2010/09/02

創部80周年を迎えて

5月に行われた記念大会に出席させて頂き、ご盛会であったことを先ず以ってお祝い申し上げます。
当日で一番気になりましたことは当日もご紹介されていたことですが、『高商卒』の先輩のご出席が0であったということです。
誠に寂しい限りでした。
このテニス部は戦前の県立神戸高商創立に由来しますこと、皆さんご承知の通りです。
その神戸高商卒業の方のご出席がついに途切れてしまった、即ち歴史の大転換点での会だったことが何よりも印象に残る会であり、寂しさ一入です。

このように時の経過は早いものです。
80年と言うのは人の一生の長さです。それだけの期間続いているということは『人から人へ』引き継がれていってこそ繋がっていくことで、繋がることに意義があると思います。

そのためにも翌日のテニス会(雨で懇親会になりましたが)でも話が出ていましたが、若い人に意識を持って会を盛り上げていただきたいと心から願う次第です。
時代によって、世代によって、考え方が違ってくることも理解できます。
とは言え、どんな時代でも人のつながりの大切さは変わらないものです。
幹事諸氏もご苦労多いことと思いますが、この点に最大の力点を置かれ、今後の運営に当たって頂けることを特に切望いたします。

簡単ですが、このことをお願いして、本文を終えます。

                         平成22年7月30日
                         学部9回
                         矢田 忠

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